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2014年10月04日

第882話「お気に入り映画『悪の法則』」の巻

第882話「お気に入り映画『悪の法則』」の巻

作業しながら「悪の法則」視聴4回目。
コーエン兄弟の「No Country for Old Men」同様、
コーマック・マッカーシーの脚本は深くて面白いですね。
 
観る人を選ぶこの映画、初見だと珍紛漢紛だが、
何度も観直すと周到に伏線が張られているのがよく解る。
軽い気持ちで悪の道に踏み込んだ主人公に対し、
冒頭から彼に関わる誰もが常に警告を与えてる。

いや…警告というより通告か。
 
タトゥーやダイヤなどの小道具の配置も見事。
特にDVDのディスクを見ただけで、こちらの想像力が
ざわざわと刺激されて思わず吐き気が込み上げる演出とか。
 
色々調べてて知ったんだけど、ブラッド・ピットが
殺人器具ボリートでアレされるシーンや、ペネロペ・クルスが
ブルドーザーでアレされるシーンなどはDVD収録のものとは
別テイクがあったのね。日本国内版はかなりソフト。
オリジナル版は容赦のない残酷描写。厳しいなあ日本は。

第882話「お気に入り映画『悪の法則』」の巻
 
この映画、もうひとつの注目点はラスト近くのロンドンの
シーンで出てくる個性的なブロンド女優ナタリー・ドーマー。
ちょっと口元がだらしなく、妙に印象に残る女性です。
 
すっかりお気に入りの一本になりました。
でもかなり怖い映画なので、苦手な人はやめておくのが吉。



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Posted by うらまっく at 05:54│Comments(1)映画
この記事へのコメント
私もナタリードーマーに注目しました。
世間では評価があまりよくないようですけど、
不条理をよく描けていて何度も見ています。
Posted by なのしさん at 2015年09月22日 00:11
 
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