オキマン。

むちゃくちゃ面白い映画観た。
内田けんじ監督の「アフタースクール」。
ずっと観たかったんだけど近所のレンタル屋になくって。



これを見逃してたのは不覚。２回目はさらに面白い。
まいったなこりゃ。

同監督の「鍵泥棒のメソッド」もそうだったが、
中盤のどんでん返しには見事にダマされる。
強引ながらもまとめ方もいいし、洋ちゃんがホロっとさせる。
なんて面白い映画なんだろう。



さらにはこれだけ面白い映画を
2億未満で撮れちゃうのか。日本映画って経済的だわ～。


加えて久しぶりにジェームズ・キャメロン監督の
「アビス完全版」視聴。170分の長い方ね。



好きな映画。
ストーリーも展開も演出もメッセージも今見ると
どこかチープなアルマゲドン的お約束映画だが、
俺は特撮映画はこれくらいが気持ちいい。

これが80年代に撮られたってのはやっぱりスゴイ。
特撮を手掛けたのはILMのデニス・ミューレン。

ミューレンは91年の「ターミネーター2」と
93年の「ジュラシック・パーク」で才能大爆発を
起こすわけだが、これを転機に特撮映画は
死に向かったと個人的には思ってる。



街が大洪水に飲まれても、超リアルな巨大エイリアンが
大暴れしても誰もが全然驚かなくなってしまった。
特撮映画とCGって相性が悪い気がしてならない。

「あ、作り物だ」「糸見えてる」「いや、あり得ないし」
くらいの隙が残ってるほうが何故か人はわくわくする。
各々が想像力で補完するからなんだろうね。

想像力の必要のない映画は記憶に残らないんですよ。