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2012年07月14日

第697話「タンポポ」の巻

久しぶりに映画「タンポポ」を観た。

第697話「タンポポ」の巻

伊丹十三脚本・監督
1985年 日本映画

タンポポ(宮元信子)が女手一つで経営する売れないラーメン屋。
ふらりと立ち寄った長距離トラック運転手のゴロー(山崎努)と
ガン(渡辺謙 )は、この店を「行列のできるラーメン屋」にするために
尽力することとなり、厳しいラーメン修行が始まる。

国内での興行は振るわなかったものの、
アメリカでの興行成績は邦画歴代2位。

本編と全く無関係の
食に纏わるエピソードが随所に挟まれる構成で、
その一本一本の発想がユニークでブラックで面白い。

第697話「タンポポ」の巻

若き日の役所広司演じる白服のヤクザがまたエロくて。

女の乳房に塩を振りレモンを絞ってむしゃぶりつく。
卵の黄身を延々と口移しする。
若い海女の手から牡蠣を食べるシーンなどは
自分が中学生だった当時、官能的過ぎて電気が走ったもんなあ。

原泉演じる老婆が指で潰した
桃の表面を果汁が走るカットもドキッとする。


ホームレスがタンポポの息子に作ってあげる
オムライスがまた旨そうで。
(演じるは「できるかな?」のノッポさんこと高見映)

第697話「タンポポ」の巻

日本橋の洋食屋「たいめいけん」で
「たんぽぽオムライス」として実際に食べることができます。
http://www.taimeiken.co.jp/


食に関するエッセイ本を書いていた監督の嗜好が見えてくるような作品です。
ポスターのイラストを描かれたのも監督ご本人。
世に残した10作品のうち、最も人間性が透ける内容ですね。

子供と一緒に観るのはなかなか厳しいですが、
食べることの喜びを再確認できる映画です。
観た後にラーメン食べたくなるよ。





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Posted by うらまっく at 12:12│Comments(3)映画
この記事へのコメント
コスモスは 偽物作るぅ ♪
タンポポは 伊丹十三 ♪

のタンポポですなw いや、なつかしいw
Posted by KBR at 2012年07月14日 19:40
てゆーかその替え歌まだ覚えてる奴が
いることがびっくりだわよ。

笑っちゃったじゃないか。
バカだなあ20年前の俺。
Posted by うらまっくうらまっく at 2012年07月15日 01:30
いやもうね、オレ死ぬまで忘れないと思うわ
花の子ルンルンの主題歌は、高校生のときの
キミが作った替え歌に勝手に脳内変換されるのだよw
Posted by KBR at 2012年07月15日 15:03
 
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