てぃーだブログ › オキマン。 › 映画 › 第600話「『悪人』観た。」の巻

2011年05月31日

第600話「『悪人』観た。」の巻

非常に痛い映画でした。ちょいネタバレ注意。

第600話「『悪人』観た。」の巻

幸せになりたいだけなのに。
自分のせいじゃないのに。
なんでこんな街に生まれたんだろう。

生きることに不器用な妻夫木聡演じる祐一と
どう考えてもモテないわけがない深津絵里演じる光代が
勘違いの純愛に向かって暴走し、泥沼の迷路にはまっていく。

有ろう事か、その愛が本物に変わる瞬間は…?

第600話「『悪人』観た。」の巻

岡田将生と満島ひかりの醜悪な演技が見事。

事件が切っ掛けで、平凡な生活から地獄に突き落とされる
被害者の父、柄本明と加害者の祖母、樹木希林の
心情は深く胸を抉るものがある。あれは背筋が凍るよ。

第600話「『悪人』観た。」の巻

主演女優賞総嘗めの深津絵里は納得です。
あの一途さは狂気の沙汰です。怖いです。

既に錆付いてうまく回っていない歯車が
一個ずつずれていく事で事態は次々に悪化していく。
関わる全ての人々の小さな悪意が助長して膨らんでいく。

なんかもうやり切れない作品でした。



ところで怪獣フィギュア仕事、今度こそ納品完了。…と思う。

発注を受けたのが去年の8月。
修正修正の繰り返しで実に10ヵ月も掛かった。

悔しいかな、手を入れるほど良くなっていくのがわかる。
お陰でトップクラスの完成度になったんじゃないだろうか。
知る限り過去に2つしかキット出てないけど。

これをやり遂げたから、もう大概のアイテムは怖くないな。
ソフビでどこまで再現できるのか、製品化が楽しみです。





同じカテゴリー(映画)の記事

Posted by うらまっく at 04:22│Comments(0)映画
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。