2010年11月28日
第526話「『4ヶ月、3週と2日』」の巻
かなり前に観て引っ掛かった映画。
第60回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。
内輪で盛り上がってる印象のアカデミーとは違って、
パルム・ドールは作品性、芸術性などで選出するので
無名ながら「おっ」と感じる映画が多いのよね。
1987年、チャウシェスク独裁政権下のルーマニア。
共産主義の理想のための無茶苦茶な政策が行われており、
庶民の生活は破綻寸前。国内経済はボロボロ。
45歳に満たない女性は子供を4人生むまで中絶は禁止。
妊娠4ヶ月を過ぎての中絶は殺人罪が適用される。
友人の違法な人工妊娠中絶に付き合わされる、
女子大学生のオリティアの長い長い一日を描く。
当時の日本はといえば、バブルに浮かれ、世のOLたちが
「私をスキーに連れてって」に心躍ってた時代ですよ。
状況説明がほとんどないので、
おそるおそる足を踏み入れながら、
気付かぬうちに少しずつ心が飲み込まれていく。
観る者を試すサスペンス映画。
おすすめです。
第60回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。
内輪で盛り上がってる印象のアカデミーとは違って、
パルム・ドールは作品性、芸術性などで選出するので
無名ながら「おっ」と感じる映画が多いのよね。
1987年、チャウシェスク独裁政権下のルーマニア。
共産主義の理想のための無茶苦茶な政策が行われており、
庶民の生活は破綻寸前。国内経済はボロボロ。
45歳に満たない女性は子供を4人生むまで中絶は禁止。
妊娠4ヶ月を過ぎての中絶は殺人罪が適用される。
友人の違法な人工妊娠中絶に付き合わされる、
女子大学生のオリティアの長い長い一日を描く。
当時の日本はといえば、バブルに浮かれ、世のOLたちが
「私をスキーに連れてって」に心躍ってた時代ですよ。
状況説明がほとんどないので、
おそるおそる足を踏み入れながら、
気付かぬうちに少しずつ心が飲み込まれていく。
観る者を試すサスペンス映画。
おすすめです。
Posted by うらまっく at 22:41│Comments(0)
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