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2008年12月28日

第56話「ほんとに怖い邦画ベスト3」の巻

はいさい。
ホラー映画大好きな俺が、これはもう勘弁と思った邦画を紹介。

恐怖映画・ホラー映画というカテゴリによる括りではなく、
個人的に恐怖、またはそれに近い感覚に襲われた作品。

第3位『黒い家』
第56話「ほんとに怖い邦画ベスト3」の巻
監督:森田芳光
出演:大竹しのぶ 内野聖陽
貴志祐介によるホラー小説が原作。1999年公開。
キャッチコピーは「この人間には心がない」

作品を包む空気が既にどこかおかしい。
大竹しのぶの「心のない人間」の演技がとにかく怖い。

森田監督作品全般に言えるのだが、台詞がモゴモゴしていて
聴き取りにくいので是非ヘッドホン着用で鑑賞を。
俺は作品後半、あまりの恐怖で思わず外した。内緒だけど。


第2位『リリイ・シュシュのすべて』
第56話「ほんとに怖い邦画ベスト3」の巻
監督:岩井俊二
出演:市原隼人 忍成修吾 蒼井優
岩井俊二による実験的なインターネット小説を元に制作された。
2001年公開

映像がたまらなく美しい。
大人と子供、男と女、生と死…あらゆる面でフワフワと地に足の
着かない14歳という年頃の内外を、繊細かつ容赦なく書いている。

友人に「観たら死にたくなるよ」と言われつつ観たのだが、
心の触られたくない部分をナイフで優しく撫でられたような感覚に。
気持ちが落ちている時はまず観ないほうがいい。いやほんとに。


第1位『震える舌』
第56話「ほんとに怖い邦画ベスト3」の巻
監督:野村芳太郎
出演:渡瀬恒彦 十朱幸代 若命真裕子
コピーは「おいで おいで 幼い娘…その日娘は悪魔と旅に出た。」
1980年公開

埋立地での泥んこ遊びにより破傷風に冒された娘と、
悪夢のような闘病生活に苛まれる両親の姿を非情に描いている。

僕の最凶最悪最大のトラウマ作品。

スヤスヤ寝ていた小さな女の子が、突然奇声を発しながら手をグーに
して全身が硬直。痙攣により舌を噛み、口から血を流しながら激しく
のけぞる。 強烈なギャップの恐怖に思考がついていけなくなる。

「お子さんは乳歯ですよね…また生えるからいいだろう!」と
血まみれの口を無理矢理こじ開けて前歯を抜く医師。

いつ死に至る痙攣が起こるやもわからぬ、神経を削ぐような
娘との闘病のみならず、病気が自分たちにうつったのでは…?
と次第に自身の精神が狂っていく両親…。


これを小学生の時に観たのだが、未だにその恐怖から逃れられない。
2度と観たくないと心から思うし、子供を持った今、余計に観れない。

理由はわからないがビデオはすでに生産中止、未DVD化。
運が良く動画サイトに上がってるのを見つけるか、ネット等で中古ビデオを
入手すれば観れるかも。ただし後の保障はしないよ。知らないよ。


刺激が足りないとお嘆きの方、いかが?



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Posted by うらまっく at 04:32│Comments(7)映画
この記事へのコメント
黒い家は見た 怖いよね 「しのぶちゃん、あんたホントにそんな人やろ」って感じよね さんまちゃんの「僕は黒い家に住んでましたから」発言はうけたけど
Posted by 火の国の女 at 2008年12月28日 12:18
増田先生

ダーウィン、楽しく読んでます♪
「震える舌」を高校生の頃にリアルで映画館で見た人間ですが、アレは確かにトラウマになりますね……
Posted by atatata at 2008年12月28日 19:43
●火の国の女さん
大竹しのぶ怖いよね。
さんまの「こんな映画怖くない!もっと怖いしのぶを
知ってる!」発言も面白かった。

●atatataさん
ご愛読、ありがとうございます!
「震える舌」を劇場で…!? う、うわ無理!
死ぬ前にもう1回くらい観ておきたい気もしますが…
やっぱり観たくないかなあ…。だって怖いもん。
Posted by 増田剛増田剛 at 2008年12月31日 04:00
乙です。一仕事片付けてホッと一息のたるーです。
「震える舌」は公開時のCMを見て以来気になってはいたものの、
なかなか観る機会に恵まれず現在に至るのですが、
このブログを読んで、観たい度指数がどうしようもなく上がってしまい、
ヤフオクでDVDを探し出して速攻でゲットしてしまいました。
もちろん国内版ではなく、リージョン3の海外版ですが。
今夜、部屋を暗くして一人ひっそりとPCで視聴しようと思います。
ついにこの日が来たかという感慨に胸が高鳴っております。
止めても無駄ですよ、今夜決行は決めてましたので、絶対に観ます!
お仕事頑張って。では…。
Posted by たるー at 2009年01月10日 01:04
うわ、誰かと思った。乙です。
こっちは〆がまだ先と言う緩みで、全然上がりません。
この先の進行がやばいっちゅーねん!

「震える舌」入手マジですか。
ううー身近な人が持ってると思うと、思わず観たくなる
この不思議。克服したい気持ちもちょっと有り。
Posted by 増田剛増田剛 at 2009年01月10日 05:04
観たよ、観ちゃいました。観てしまいましたがな!
こりゃあ小学生には無理ですな。無理。絶対に無理。
トラウマになるのも仕方ありませんよ。
これでもかっちゅーほど悲惨で絶望的な映画でした。
しかし、自分はもう大人だし、親でもあし、
やはりそっち側目線になってしまうんで、
怖いより、辛い映画でした…。
あと、当然だけど出てくる役者さんたちがみんな若く、
すでに亡くなられた方々の元気な姿とか、
その辺の意外な感動もありました。
増田先生、トラウマ克服とかの気持ちがあれば、
心の準備等整い次第、連絡して下さいな。
貸し出しはいつでもオケーですよ。
でも画質がVHS並みに悪いですけど。
Posted by たるー at 2009年01月11日 01:06
震える舌が2011年にDVD化されましたね。
早速見ましたがやっぱり怖かったです。
そしてラストに感動の涙を流しました。

2014年にはブルーレイも出ましたが、とりあえすDVDだけで満足です^^
Posted by よっくん at 2015年11月23日 22:16
 
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