オキマン。

1月下旬に血便が出て、
2月1日に大腸内視鏡検査を受けた。

ワンフェスの原型の完成が本当にやばくて、
型抜き屋の友人の仕事場を間借りして缶詰での連日作業の最中。

検査2日前から食事制限、前日に下剤を飲むよう指示が。
この下剤が液状なのだが、なかなか効かないな〜と思ってたら
4時間後にいきなり強烈な腹痛。これがかなりきつかった。

事後は動けなくなってしまった。
この晩に原型を仕上げて朝一納品の予定が全然無理。
これを超えたらマジでやばいから、と言われてたのに。
「無理だった、すまん」と友人に電話入れて病院へ。



病院では、同じ検査を受ける人がこの日4人。
俺は女性と2人、待合室のような部屋のテーブルに通された。

説明を受ける。
麦茶を入れるポットのような容器に入った
2リットルの下剤、これをこの部屋で2時間で飲んで
あなたの中身を全て出し切ってください。
それじゃレディーゴー！てなもんで。

下剤はウーロン茶で割ってあり、しょっぱい。
前々日からほとんどまともに食事してなかったので
空腹もあって前半はくいくい飲めたが…正直マズい。

「昨日の下剤、どうでした？きつかったですよね～」

女性が話しかけてくる。
聞けば同い年で互いに子供２人、同じ小学校に通わす同士。
なんだか意気投合してしまってずーっと喋ってた。



下剤は1時間ほどでじわじわ効いてくる。

「やっぱり子供の将来を考えると…うっ…失礼！」

みたいな感じで、会話の途中で便意に襲われて
トイレに立つのを順番に繰り返す感じが面白かった。
前日のような激しい痛みがないのには安心した。

10回程度の排便で腸内が完全に空になるまで出し続ける。
俺は12回目でようやく無色透明状態に。

余談だが…
検査OKな状態かどうかは看護婦さんに便を見てもらって確認する。
ナースステーションに声を掛けに行った時、
たまたま職業体験で息子の中学校の生徒たちが来てて。
マーチングで学校には頻繁に出入りしてるので、
知ってる子がいる可能性が非常に高いので恥ずかしかった…。


検査の前に点滴。
飯食ってないから血管が前々浮いてなくて、
手首のちょい下に注射。これがいてぇいてぇ。

腹が空っぽな上に下剤で出し切ってるもんでよれよれ。
30分後に検査台に移動。いよいよ俺の出口に内視鏡が。

「それじゃあ眠くなる薬入れますね…」

…の「入れます」辺りで意識が一気に落ちる。
すごいね、あれ。電源オフって感じ。
「終わりましたよ」と肩を叩かれて起きる。
何も覚えてないし、何されたかも一切わからなかった。

麻酔が効いてて、もうフワッフワのヘロッヘロ。
その後お医者の説明を受けたけどよく覚えてないもの。

折角腸内が空っぽなので、いい菌を入れようと
ミルミル飲んだった。帰宅後、飯食ってダウン。


翌朝から大急ぎで造形再開。
ここから28時間ほぼノンストップで仕上げた。



それからワンフェスも終えた１週間後に検査結果が。
それまで血便も出ないし、体調も問題なし。

お医者曰く、小さな小さなポリープにも満たないものが
1コあったので、ササっと取っちゃったそうな。
結局原因は下痢と痔だったそうです。


…ということで私は元気です！
多分仕事面がガタガタになって、精神的ダメージが
身体にキタんだと思う。レギュラー3本が連続でなくなったから。

んで今はなんだか一気に新規のお仕事の依頼が舞い込んできてる。
なんでしょうね。流れみたいなものってあるのかな。

「人生万事塞翁が馬」
これがずっと変わらず俺の座右の銘。
家族のためにもまだまだ倒れるわけにはいきません。

とりあえずはよかったよかった。これからも頑張ります。