オキマン。

いつの間にやら70歳を越えたうちの親父。

元々多趣味な男なのだが、
現在はハーモニカとサックスに夢中。
地元のサークルに属しており、昨日発表会が。

数日前から「日曜暇か？」と地味なアピールがあり。


「行ってあげなよーかわいそうじゃん」
…とのたまう俺の姉と妹。
「おねえたちは行かないの？」「えー行かなーい」

薄情な彼女たちはキャッツを観に行きやがった。
うん、これはまあ…行っとくべきだな、と
母と子供２人で会場となった文化会館へ。


お出掛けと聞いてはしゃぐ子供たち。無邪気だのう。
大ホールはなかなかの盛り上がり。
出場者、観客の平均年齢は60歳くらいだろうか。


ハーモニカコンサートなので演奏は全てハーモニカ。
皆さんお上手。ちょこちょこ日本大会上位入賞者もいたりして
おおーっと思う場面もありつつ、こっそり船を漕いでると…



親父登場。果敢にもソロに挑戦。

曲目は「コンドルは飛んでいく」。
アンデスっぽい衣装を着て、３つのハーモニカを器用に使いこなす。
上手いんじゃないのかな。よくわかんないけど。パチパチ。


ゴッキゲンな親父、ポケットマネーから家族に晩飯を振舞った。

生まれ育った土地に根を張り、いい嫁をもらい、
子供は巣立ちつつも常に近くにいて、孫に囲まれ、
決して裕福ではないが好きな趣味を存分に楽しんでる。
この人、幸せだなーと思うわ。なんか羨ましい。

ちょっと最近体にガタが来始めてるけど。



…ところで「コンドルは飛んでいく」を聴くと
「アンデス少年ペペロの冒険」が思い浮かぶのは俺だけ？