オキマン。

子供たちも３年生と６年生。
夏休みの宿題も、いよいよ本腰入れないと
終わらないくらいの量と内容になってきた。

小３の娘はドリルを８月の頭にとっとと仕上げ、
習字と自由研究の貯金箱作りもサクっと終わらせた。


問題は小６の息子。

言っても叱っても聞く耳持たない年頃。
見事休み期間中はゲーム三昧の昼夜大逆転。

散々言い訳と愚痴をこぼして、
読書感想文と自由研究にはいつまでも着手しない。

重い腰を上げたのは８月の半ば過ぎ。
選んだ本は指定図書の「すみ鬼にげた」。



「すっげーいい話！感動した！！」
…などとほざきながら、文章に起こしゃしない。
どうも模範解答で埋めなければならんと思い込んでる。

「図書館行って、素直に思ったこと書いて来い！」…と
連日ケツを蹴り上げ、仕上がったのは休み最終週。


さあ問題は肝心の自由研究。
選んだのはアニメ絵コンテ。

アニメーター志望の小僧が何を生み出すのか楽しみだったが、
「どうしたらいいのかわからない、題材も決まらない…」
もうタイムオーバーは目の前。

そんな折、今敏監督の訃報。
作品のDVDを流し続ける俺の仕事場で、
ヤツはなんとなく「東京ゴッドファーザーズ」を観た。


すると突然やる気を出した。
「「すみ鬼にげた」の一節を絵コンテに起こす！」
作業開始は休み終了３日前。仕上がったのは最終日。

それでもまだドリルと調理実習の感想プリントなど
ちょこちょこ残っており、全て終わったのは
8月31日を越えて9月1日午前0時半。ついさっきだ。

まったくもう…である。

絵コンテの仕上がりが楽しみなのだが、
あまりにもギリギリだったので俺もまだ見てない。
後日、本人の許可が出たらアップします。



それにしても怠慢なヤツだ。
火が点けば一気にいくのに、それまでが長すぎる。うわあ俺だ。

ちなみに俺は高校の自由研究で
｢名探偵ホームズ（宮崎駿版）」の自作フィギュアと
オリジナルの推理小説を提出した。出来は酷いもんだった。
さらに先生はキョトンとしてた。まあそうだよな。

ふう。終わった終わった夏休み。やれやれだ。