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2010年08月28日

第483話「あっちとこっちと」の巻

ちょっと気持ちが弱くなっているのかも知れない。

それは個人的に置かれてる状況もあってのこと。
なんとも情けなくて恥ずかしくて仕方がない。
自分はこんなにも弱かったか?…と不思議になる。

同時に根拠なく自信に満ちてるところもある。
万能感に包まれてなんでも遣り果せそうだ。

ところが、そんな感情はすぐに身を潜めて
また弱い気持ちが顔を出す。その繰り返し繰り返し。


それは扨措き、今敏監督の死は、自分で思うより
自分に大きく影響してるようだ。何故なんだろうか。

故人が生前最後に公に書き残した遺書は
おそらく一生脳の奥深くに留まり、消えることはないだろう。
大きな衝撃だった。まるで死後に書かれたかのような遺書。

ここ数日、作業中に監督の作品を流し続けている。
様々な台詞やカットでいちいち涙腺が緩んで仕方がないのだが、
そこは素直に身を任せることにしてる。


「千年女優」の主題歌「ロタティオン」は
今監督の出棺の曲に使われたそうだ。

監督ご自身が大ファンだった平沢進氏が、作品の制作現場に
応援に行くと、いつもヒラサワの曲がエンドレスで
流れていたそうだ。告別式でもずっと流れていたとか。


平沢氏のTwitterでの訃報へのツイートが
簡潔ながらも想いが詰まっていて余りにも素敵だ。



「サイレン」スケッチ1をアップした。
還弦作業するにあたって描いたイメージはこうだ。
突然街にサイレンが鳴り響き、ビルの角を曲がると
あの「パプリカ」のパレード・シーンの有象無象、
魑魅魍魎たちが今監督の棺を担いで行進して来る。

もちろん棺の蓋は開けっ放しだ。
あの崇高な死に顔で街を清めるために。
さて、35,608人の修羅どもよ、
我々もあの列に加わろうではないか。


※数字はツイートアップ時の平沢氏へのフォロー数



今監督も、平沢氏も、なんだかすごく格好いいな。
自分もあんな風になりたいな。眩しい。

せめて目の前の仕事を頑張らなくては…と思うものの
どうにもダラけてしまう。眠くなると素直に寝るし。

頑張るのも生きているからこそ
ダラけるのも生きているからこそ
それこそ自分らしく生きてるってことでいいじゃないか。


なんてそれっぽいことを思い付いてみたが、
やっぱり頑張らないといかんのです。
頑張ってる俺の方が多分傍目にも格好いいし。多分ね。



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Posted by うらまっく at 14:19│Comments(0)どぅーちゅいむにー
 
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