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2010年03月18日

第370話「家族のじかん」の巻

※プライベートな戯言です。

引越しのための片付けをしていて
大量のデジタルビデオテープが出てきた。

そこに映っているのは「家族の時間」。
母親がいて、父親がいて、子供が笑っている。

他人様に観せるような類のものではなく
我々家族だけの宝物のような時間。

第370話「家族のじかん」の巻

当然の如く、ほぼ全てが子供中心の内容。
妊娠中の大きなお腹、お食い初め、お宮参り。
初めての海、初めての雪、自転車に乗れた日。

七五三、入学式、運動会。
誕生日の外食、温泉旅行、カラオケ。
デパートの屋上のイベントや、退屈で長い日常。

30回以上も行った沖縄旅行も
そのほとんどがビデオに納められている。
我ながらよく撮ったものだと思う。

第370話「家族のじかん」の巻

記憶に残っているもの、そうでないもの。
ひっくるめていま子供たちは楽しそうにそれらを観ている。
確かな愛情に溢れた自分達の過去を見ることは
決して悪いことではない。残しておいて良かった。

第370話「家族のじかん」の巻


一方で、元嫁は現在精神的にボロボロだ。
経験上とても危険な状態なのがよくわかる。

彼女は重い心の病を患っている。
それは結婚前から抱えていたもので、
2級の障害者手帳を交付されているほどのもの。

割愛するが、そこには
彼女の生い立ちが大きく関わっている。
結婚生活の12年の中で落ち着いたり悪化したりを
ずっと繰り返していた。


人知れず心が悲鳴を上げているとき、
彼女は大きく選択を誤る。
そして巧みに嘘を付く。僕はそれを信じる。
嘘は次々に重なっていく。

心穏やかな状態で振り返った時、
彼女は自分の選択も嘘もよく覚えていない。
これはどういうことなのか。

第370話「家族のじかん」の巻

彼女が心から子供たちを愛してるのは痛いほどわかる。
では何故あんなに心無い言葉の数々を吐いたのか。

皮肉なことに、それらが今になってよくわかる。
いまさらもう遅いが。


因みに「自分の夢」「天職」とまで豪語した
夜の仕事は間も無く辞めるそうだ。

第370話「家族のじかん」の巻

だから僕は、困ったことに彼女を憎めないし怨めない。
ただ、子供たちの未来のために
今回の選択が間違っていなかったと信じたい。

子供たちが沖縄を発つまであと4日。
僕は仕事と引越しを終わらせてから2週遅れで追いかける。


引越しの準備でしっちゃかめっちゃかの
家の中と同じように、僕の心は穏やかじゃない。

第370話「家族のじかん」の巻



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Posted by うらまっく at 05:53│Comments(0)どぅーちゅいむにー
 
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