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2009年12月02日

第286話「小さなできごと」の巻

ついったーに書いた話なんだけど、
こっちにも貼っておこう。


寝坊してグッダグダの子供達を車で小学校に送ってきた。
したら、同じ小学校のおそらく1年生の小さな女の子が
車の窓越しにこっちをじっと見てる。

目にいっぱい涙を浮かべて不安そうに。
こっちが声を掛けてくるのを一所懸命祈ってる感じ。
何事かと思って窓を開けると、おそるおそる近づいて来た。

しゃくりあげながらたどたどしく
「携帯…忘れて…おかあさんに…どうしよう…」
みたいなことを言ってる。

「番号わかる?携帯貸そうね」と渡すと電話をかけだした。
母親に連絡してるみたい。

話し終えて、
安心したように小さく「ありがとう」と言い残して、
小さな体に大きなランドセルを背負ったその子は
校門に向かっていった。

しばらくしてから母親から電話がかかってきて
お礼を言われた。便利な時代だなーと思った。

そして無精髭の得体の知れないおっさんに
声を掛けた小さな女の子の勇気を称えたい。



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Posted by うらまっく at 09:12│Comments(0)どぅーちゅいむにー
 
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