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2009年04月30日

第148話「人体の不思議展のウラ」の巻

第148話「人体の不思議展のウラ」の巻

現在沖縄県立博物館で開催中のこのイベント。

なんらか得る物はあるだろうと小5の息子を
連れて行こう行こうと思いつつ、なかなか忙しくて。


実は同イベント…今から10年近く前、
まだ嫁と結婚したばかりの頃に観に行った事がある。
当時俺は神奈川在住で、横浜で開催されていた。

人体を標本にする技術を生み出したのはドイツの
グンター・フォン・ハーゲンス氏。このイベントは
彼の設立したプラスティネーション協会との提携。

第148話「人体の不思議展のウラ」の巻

どっこい、氏と日本側が契約関係で揉めてしまい、
標本も協会に返却。約2年間でこのイベントは終了。

02年頃から再び全国を回っている同イベントは
プラスティネーション協会とはまったく無関係のもの。
標本技術を「プラトミック」と称している。

第148話「人体の不思議展のウラ」の巻

…んではこの標本はどこから
来てるかと言うと、中国だったりする。

本物の人体を加工して標本を作る工場があるそうで。
中国政府の外貨獲得手段として利用されている側面もあり、
事実上の人体の売買だとして倫理的な問題も。

しかも開催中のイベント、プラスティネーション協会が
主催者を模倣だとして権利侵害で訴えているというし。
なんともキナ臭い話である。

第148話「人体の不思議展のウラ」の巻

まあ観る方にはあまり関係ない話だが、仮にも
展示物が人体である以上、知っておいても良いのでは。

見えないから見たくなるのは人間の本質だが、
見たくもないウラがあるのもまた人間。

俺はそういう心の裏側をほじくるような漫画を描きたい。
でもその手の漫画って読者に嫌われるんだよね。



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Posted by うらまっく at 20:49│Comments(3)どぅーちゅいむにー
この記事へのコメント
「人体の不思議展」の情報をお知らせします
<RedFox>サイトにあります
★「献体同意書は盗用偽装」・「人体展禁止法案が可決」・「ビデオ:米国ABC20/20」
特集『人体展と中国の人体闇市場』
★フランスの裁判所は「人体展」に対し「中止を命じる判決」を下した。
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-37634720090422
Posted by 人体 at 2009年05月09日 13:06
「死体展」の情報をお知らせいたします。
★フランスの裁判所は人体標本の展示に「中止命令」を出しました
★ <Red Fox>サイト
「献体同意書は盗用偽装」・「人体展禁止法案が可決」・「ビデオ:米国ABC20/20」
特集『人体展と中国の人体闇市場』
★「献体」は大学教育での「正常解剖」だけで「営業展示」は許可されていません。
「日本篤志献体協会」、「献体に関する法律」
★「沖縄展」では「法律違反」の可能性があり全ての団体が「後援を取り消し」ました。
Posted by 人体 at 2009年05月16日 16:51
書き込み&情報ありがとうございます。

米のニュース番組「20/20」の動画を観ました。
正直背筋が寒くなりました。なんだか恐ろしい。
一番ショッキングだったのは、加工した人体パーツの
ネット通販。(一般に流通してはいないでしょうが)

動画でも触れてましたが、これがまかり通るなら
人体を加工した家具などの売買も許されてしまうという事実。
これには倫理以前に生理的な恐怖を感じます。
Posted by 増田剛 at 2009年05月17日 23:05
 
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