2015年10月14日
第966話「漫画が売れなくなった理由」の巻
なるほどなあ…。
漫画が売れなくなった原因にやっと納得がいった。
漫画を描きたい人がいっぱいいて、
漫画を読みたい人もそれなりにいるはずなのに、
何故それがうまく回っていかないのか、ずっと疑問だった。

テレビや本が老若男女問わずに価値観を繋ぐ装置だったんだな。
それは音楽だったり芸能だったりアニメだったり…
あらゆる情報がある程度限定されてたわけだね。
長きに渡ってテレビや本が情報の中心にあって、
娯楽情報の幅を押さえ込んでいたとも考えられるね。
それで他業種の娯楽業界とバランスを取り合いながら
娯楽産業経済の安定を図れてたってことだよね。

それがネットの爆発的な普及で、有限だったチャンネル、
制限されてたアンテナが一気に無限に膨らんだ。
結果テレビや本が衰退して誰もが無限の娯楽を手に入れた。
興味がぐちゃぐちゃに散っちゃってんだな。
地下鉄みたいにこんがらがってんだ。
今更気付いたのかよ!と思われそうだけど。
映画もアニメもゲームも漫画も…あらゆる娯楽それ自体は
大きく変化してない。面白くなくなったわけじゃない。
面白くないものも昔からずっとあったんだよね。
情報が共有され過ぎて、やれあれに似てる、あれのパクリと
騒がれるが、その騒ぎもきっと一部ではずっとあったことの筈。
その余計な情報すらも共有されるようになってしまった。
好事家ではない、自分の嗜好に当て嵌まらない人々も騒ぐという。

そう考えると、流行り廃りに流されずに
自分が面白いと信じられるものを描き続ければいいんだ…
という気になれるな。交通整理が整うその時代まで。
恐らく次世代の話だろうね。俺らの時代じゃない。
まあ正直金銭的には苦しいけど、
きっと文化を繋ぐってのはそういうことの気がしてきたよ。
※画像は造形中の謎のフィギュアです。
漫画が売れなくなった原因にやっと納得がいった。
漫画を描きたい人がいっぱいいて、
漫画を読みたい人もそれなりにいるはずなのに、
何故それがうまく回っていかないのか、ずっと疑問だった。

テレビや本が老若男女問わずに価値観を繋ぐ装置だったんだな。
それは音楽だったり芸能だったりアニメだったり…
あらゆる情報がある程度限定されてたわけだね。
長きに渡ってテレビや本が情報の中心にあって、
娯楽情報の幅を押さえ込んでいたとも考えられるね。
それで他業種の娯楽業界とバランスを取り合いながら
娯楽産業経済の安定を図れてたってことだよね。

それがネットの爆発的な普及で、有限だったチャンネル、
制限されてたアンテナが一気に無限に膨らんだ。
結果テレビや本が衰退して誰もが無限の娯楽を手に入れた。
興味がぐちゃぐちゃに散っちゃってんだな。
地下鉄みたいにこんがらがってんだ。
今更気付いたのかよ!と思われそうだけど。
映画もアニメもゲームも漫画も…あらゆる娯楽それ自体は
大きく変化してない。面白くなくなったわけじゃない。
面白くないものも昔からずっとあったんだよね。
情報が共有され過ぎて、やれあれに似てる、あれのパクリと
騒がれるが、その騒ぎもきっと一部ではずっとあったことの筈。
その余計な情報すらも共有されるようになってしまった。
好事家ではない、自分の嗜好に当て嵌まらない人々も騒ぐという。

そう考えると、流行り廃りに流されずに
自分が面白いと信じられるものを描き続ければいいんだ…
という気になれるな。交通整理が整うその時代まで。
恐らく次世代の話だろうね。俺らの時代じゃない。
まあ正直金銭的には苦しいけど、
きっと文化を繋ぐってのはそういうことの気がしてきたよ。
※画像は造形中の謎のフィギュアです。
Posted by うらまっく at 03:26│Comments(3)
│漫画
この記事へのコメント
前にコメントしたもんです。
おっしゃる通りと思います。
ですが、自分が面白いと信じられるものを描き続ければいいんだ…という気になれるな。
という事は、そうではない。もしくは疑ってると言うのが本心だと思いますよ。
分散してるという事は、再度集約が有るという事ですから、流れに身を投じる必要があると思います。
その流れに負けるか、残ろう、その為に取り入れようとする姿勢そのものが、新たな時代の架け橋になると思うのです。
手塚治さんが、そうしてきました。過去の漫画をただ守ってたら、今の漫画は無い。映画的要素を取り入れたみたいに、散ってるものから拝借してきた。
そして最後まで、世の中の流れの中心に居座ろうと、多くの人に通じる物も書こうとしてました。
何か漫画とかアニメも位が高くなったせいか、本当の一般の流れとは、かけ離れている気がします。
書き手と、読み手のミスマッチは書き手がマニア化し、読み手もマニア化しすぎているのが原因と思います。
もっとドロドロして、混沌とした一般人の心中に、小さな光を灯してほしい。特に今の時代、潜在的読者はそう望んでますよ。
おっしゃる通りと思います。
ですが、自分が面白いと信じられるものを描き続ければいいんだ…という気になれるな。
という事は、そうではない。もしくは疑ってると言うのが本心だと思いますよ。
分散してるという事は、再度集約が有るという事ですから、流れに身を投じる必要があると思います。
その流れに負けるか、残ろう、その為に取り入れようとする姿勢そのものが、新たな時代の架け橋になると思うのです。
手塚治さんが、そうしてきました。過去の漫画をただ守ってたら、今の漫画は無い。映画的要素を取り入れたみたいに、散ってるものから拝借してきた。
そして最後まで、世の中の流れの中心に居座ろうと、多くの人に通じる物も書こうとしてました。
何か漫画とかアニメも位が高くなったせいか、本当の一般の流れとは、かけ離れている気がします。
書き手と、読み手のミスマッチは書き手がマニア化し、読み手もマニア化しすぎているのが原因と思います。
もっとドロドロして、混沌とした一般人の心中に、小さな光を灯してほしい。特に今の時代、潜在的読者はそう望んでますよ。
Posted by まか at 2015年10月21日 00:42
書き込みありがとうございます。
恐らくは作家の特性上、まったく潮流に乗らないことは
不可能だと思います。それだと仕事もらえないし。
漫画雑誌やCDアルバムは、必ずしも自分の好みでは
ないものも購入させられるものですよね。
本屋やCDショップでは、興味以外のものも
どうしても目にすることになる。
ネットの世界だと、その興味以外の情報が飛び込んでくる
仕組みがまったく異なるので、その辺りのインフラが
まとまり、且つ一般に浸透するまではこの状態は
続くと思われます。それまで体力(生活面諸々)が
持つかが厳しいところですね。
恐らくは作家の特性上、まったく潮流に乗らないことは
不可能だと思います。それだと仕事もらえないし。
漫画雑誌やCDアルバムは、必ずしも自分の好みでは
ないものも購入させられるものですよね。
本屋やCDショップでは、興味以外のものも
どうしても目にすることになる。
ネットの世界だと、その興味以外の情報が飛び込んでくる
仕組みがまったく異なるので、その辺りのインフラが
まとまり、且つ一般に浸透するまではこの状態は
続くと思われます。それまで体力(生活面諸々)が
持つかが厳しいところですね。
Posted by うらまっく
at 2015年11月11日 19:46

返信ありがとうございます。
私としては、ネットの台頭で、作り手さんのモチベーションが上がらないのは悲しい限りです。
以前に上岡龍太郎さんが、舞台から、テレビに主戦場を移した事を語っていたのと似ている気がします。
やれあれに似てる、あれのパクリと騒ぐ人達も、面白いと思う作品を作ってやる。という気持ちを持ってほしいです。難しいでしょうが、漫画を描いて挑戦するよりありません。気合いです。
私としては、ネットの台頭で、作り手さんのモチベーションが上がらないのは悲しい限りです。
以前に上岡龍太郎さんが、舞台から、テレビに主戦場を移した事を語っていたのと似ている気がします。
やれあれに似てる、あれのパクリと騒ぐ人達も、面白いと思う作品を作ってやる。という気持ちを持ってほしいです。難しいでしょうが、漫画を描いて挑戦するよりありません。気合いです。
Posted by まか at 2015年12月12日 09:12