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2015年04月13日

第935話「脱稿と大道具解体」の巻

脱稿。漫画原稿を入稿しました。
ほぼ家から出ずに締め切りに追い詰められた1週間でした。
食事と睡眠以外の時間はずっと机に齧りついてました。

近年の漫画業界はネット配信前提で原稿を作るので、
紙媒体のみの頃とは依頼内容が色々と変化してきました。
例えば24頁なら合計150コマ以上、1頁辺り平均6コマで…など。

第935話「脱稿と大道具解体」の巻

自分としてはアダルトジャンルの場合、頁平均5コマくらいが
読み易いと思ってまして、7~8コマだとうるさいなあと感じます。

漫画は全ての頁が同じコマ数だと読んでいて単調な印象になるので、
1頁4コマだったり10コマだったりとコマの大きさに変化を
つけながら、読者が飽きないような流れとテンポを作るのが
美しいと考えてます。平均6コマ縛りはそこら辺がどうも難しい。

ところで現在自分はアシスタントさん3人との4人体制で
原稿作りをしてまして、全員自宅で作業、ネットでやり取りを
しています。1人は沖縄の子です。便利な時代になったもんです。

第935話「脱稿と大道具解体」の巻

明けて翌日はマーチング作業で、2014年度の大会&
定期演奏会の大道具の解体をしました。

1年間、何百回もの過酷な練習に耐えられるように頑丈に
作ったので、解体も一苦労。ボンドって強いんだなあと再確認。
加えてバールって便利だなあと。使える材料だけ残して
あとは廃材として回収してもらえるサイズにバキバキに刻みました。

それを見たコーチが「うわあ…なんか悲しい…」と呟いてました。
俺はそういうのないんだよなあ。フィギュア原型だって
型取りが終わったらバキバキに壊して次の芯にしちゃうし。
漫画の下描きもスキャンが済んだらスーパーのチラシ扱いだしね。

モノ作りの楽しさの頂点は人それぞれだと思いますが、
自分の場合は作り終えた瞬間の「あーこれで次が作れる~」です。
 


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Posted by うらまっく at 23:40│Comments(0)漫画
 
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