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2014年11月21日

第893話「VSパクリ」の巻

電気グルーヴはセカオワのパクり!?
ツイートに対する電グルファンの対応がカッコよすぎる
http://getnews.jp/archives/702347

第893話「VSパクリ」の巻

電グルファンの返し
「25年前からパクってたのがついにバレたか…」
これいいね。怒るよりユーモアで返す大人な対応。

個人的には初めてセカオワ聴いた時は
フリッパーズっぽいなーと思ったけどね。

ところで俺が美少女漫画というジャンルを知った切っ掛けは
陽気碑さんというベテラン作家さんだった。
アダルト漫画なのに、しっかりした物語がメインの構成で。

んでデビュー2年目、陽気碑さんと同じ雑誌で描きたくて
初めて持ち込みってのをしたんだけど、言われた言葉が
「うちに陽気碑は2人いらない」だった。似てたんだろうね。

その後その雑誌でもたくさん描いたんだが、
陽気碑さんのパクリと言われたことはなかったなあ。
ふふっ…それが作家性というヤツさ。凡才だけどな。

第893話「VSパクリ」の巻

○○に似てる…ってのは海馬の機能から来る生存本能だと思ってる。
自動的に自分の記憶から検索して、それを受け入れたり拒絶したりする。
オリジナリティだって、それまで自分が見聞きしてきたデータの中から
出てくるものだから、別の誰かの何かに似てるのはあったり前の話で。

近年パクリ騒ぎが起こるのはネットの影響が大きいんだろうね。
比較が容易だし。作る側からすると、そんなバカなって程度のものでも
目に見えぬ力で潰されかねないという。やってらんねーよってレベルで。

じゃあ誰も見た事もない、やったこともないものを作ると
世界に革命が起こるかと言うと、恐らくは多くの人は受け入れない。
だって見た事もない故に理解ができないから。

なのでモノ作りをするということは、受け取る相手があってのものだから
対象者の安心と拒絶の中でいつも振り回されることなんだよね。
それがイヤだったら、山に篭って一人で自分に向き合って
己を突き詰める陶芸家みたいになるしかない。

俺は漫画家も造形家もデザイナーだと思って活動してます。
芸術家では決してない。だって相手がいないと面白くないから。
 



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Posted by うらまっく at 03:55│Comments(0)漫画
 
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