第1024話「『この世界の片隅に』」の巻
久しぶりに映画に行く時間が出来たので、
キングコング、ラ・ラ・ランド、ひるね姫と悩んだ挙句
4回目の「この世界の片隅に」を選んでしまいました。
地元で最終日ということもあり、どうしても最後に
劇場ですずさんに会っておきたかった…という感じです。
本編前にロングラン感謝のすずさんの新録映像が。
冒頭の「うちゃぼーっとしとるけえ」から、活気付く
広島の町、コトリンゴさんのOPメロディでもうダメ。
次から次に涙が溢れてきて画面が見えやしない。
感動を求めて観に来たわけじゃなんですよ。
泣きたいわけじゃないのに、どうしようもないんです。
「なんであんなことになるんだろう」とやり切れなくなる。
多分きっと、ちゃんとおはようと言って、
ありがとうとごめんなさいを言って、困ってる人には
力を貸して、自分が困ったら力を貸してもらう。
ズルくても頭悪くても不器用でもそんなのどうでもよくて、
この世界の中で当たり前のことを当たり前に
淡々と粛々と生きていくことが何よりも大事で、
当たり前ができていないのに、それ以上を望むから
あんな悲しいことが起きてしまうんじゃないかと。
世の中が「平凡」「普通」を求めてる時代です。
物凄い勢いで状況が変化していく暮らしの中で、
それがどれだけ難しいことなのか考えさせられます。
関連記事