第9話「そして、そのコがやってきた!」の巻

うらまっく

2008年10月11日 03:03

「自分たちでお世話するから…飼っていい?」

お約束の台詞をのたまう子供たちが、その手に抱いていたのは
今にも消えそうな小さな小さな命。のらねこだった。

こう見えても俺は実家で25年間、犬猫に囲まれて育った。
嫌なわけがない。猫を飼った経験のない嫁も快諾。

動物を飼う責任、命の重さを子供たちに説き、家族が増えた。

「はな」と名付けられた女のコ。
動物病院で注射、点滴を投与し、元気になった。
栄養失調により排便がなかったが、これも間も無く回復。

初めて猫を飼う嫁の可愛がりっぷりは半端じゃなかった。
お早うからお休みまでべったりだ。
「はな」もまた母親と思い込んでいるのか嫁にべったり。

上の息子は8歳。下の娘はもうすぐ5歳。 (←当時)
久しぶりに赤ん坊の世話をする感覚なのか、
嫁は何を思ったのか「はな」におっぱいを吸わせてみた。
そしたらチュウチュウ吸うではないか!


あっという間におっぱいを吸いながら眠るのが
「はな」の習慣となった。
その結果なんと……

母乳が出始めた。

まさに女体の神秘。
まったくすごい話だ。頭が上がらないぜ…。

こうして我が家の新しい家族「はな」は、人間の母乳のパワーで
美しい猫娘へと成長していくのであった…。

そして後日、また新たな家族が増えることになるのだが…

その話はまた今度。オヤスミ。

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