第610話「謝られる立場」の巻
1ヶ月ほど前に息子が手首に低温火傷を負った。
原因は、息子の友人がふざけて至近距離から
デオドラントスプレーを吹き付けたことによるもの。
患部は火傷として今もはっきりと後が残っている。
昨日になって若い担任教師が傷に気付き、思わぬ大事に。
加害者の生徒は説教を食らってびびってしまった。
担任からうちに電話。先方の親御さんからお詫びが行くかも
知れないので、その場合電話番号を伝えて良いかの確認。
今の中学校は個人情報保護法とやらの影響で連絡網がない。
夕方になって加害者である友人と母親が菓子折りを持ってうちへ。
ひたすら詫びの言葉を連ねる母の目に涙。
男の子だし、うちの子だってやりかねない。
傷は成長と共に薄くなっていくでしょうし、
どうかお気になさらないでください。
菓子を受け取るのは少し躊躇したが、
受け取らないと終わらない。有難くいただいた。
謝られるってのもなかなかしんどい。
改めて思う。子を持つ責任って大変だ。
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